Amazon RDSを使用しているのですが、表題のようなメールが届きました
自分の環境では「Amazon Aurora MySQL バージョン 3.05」を使用しているので、2025年8月31日にサポートが終了するためバージョンアップするように促す内容でした

バージョンの終了日について、詳しく知りたい方は下記公式サイトをご確認ください
サポート終了までにAmazon Aurora MySQLのアップデートが必要なので、作業を実施しました
インスタンスクラスとのバージョン互換性を確認
インスタンスクラスによっては一部のバージョンは互換性がなく、バージョンアップしようとするとエラーが発生してしまうケースがあります
(以下画像は以前互換性エラーでアップデート失敗した時のエラー内容です)

作業時にそうならないよう、先に互換性がないバージョンを確認しておきます
上記サイトを確認すると、自分の環境で使用している「db.t3.medium」はAurora MySQLの「現在利用可能なすべてのバージョン」に対応していました
そのため、互換性の問題は考慮しなくて大丈夫でした

アップデート作業
Amazon Aurora MySQLをバージョン「3.05」から「3.08」にバージョンアップします
バックアップ取得
必要に応じてAWS上でスナップショットを取得したり、phpMyAdminでデータベースのエクスポートをする等してバックアップを取得しておきます
アップデート
AWSにログインし、[Aurora and RDS]-[データベース]を開きます
表示されたデータベースの中から、該当のデータベースが所属するクラスターにチェックを入れ、「変更」をクリックします

「エンジンバージョン」の箇所を変更します
メジャーバージョンのデフォルトと書かれている「3.08.2」を選択します

選ぶバージョンによってそれぞれライフサイクルがあるそうです
対応する MySQL (メジャーバージョン)とライフサイクルが同じで、かつデフォルトとして定められているものが良いと判断して「メジャーバージョンのデフォルト」と記載があるバージョンを今回選びました
但し、冒頭に載せた表の通り「3.08」は2025年11月30日に標準サポート終了予定となっています
そのため、サポート期限の短さが気になる方は「3.09」を選んでもよいかもしれません
(その場合でも2026年5月14日で標準サポート終了なので短いですが…)
バージョンのことを調べる際に、下記サイトが参考になりました
画面を一番下までスクロールし、「続行」をクリックします

「変更のスケジュール」を必要に応じて変更し、「クラスターの変更」をクリックします
ダウンタイムが発生しますので、稼働中のRDSで実施する場合は影響ない時間に作業を実施するか、「次回の定期メンテナンス期間中に適用」を選択してください

「クラスターを正常に変更しました」と表示されます
アップデートが完了したわけではなく、これから開始されるのでそのまま待ちます

少し待つとステータスが「アップグレード」に表示が変わります
そのまましばらく待ちます

しばらくするとステータスが「利用可能」に変わります(自分の環境は5分程度で変わりました)

以上で作業は完了です
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