1週間ぶりくらいにメールを確認したら、いつもちょくちょく届いているメールが届いていなかった
不審に思い、送受信のテストをしたところ失敗したので、慌てて原因調査をした
環境
postfix バージョン 2.10.1
dovecot バージョン 2.2.36
原因調査
ログを確認したところ、以下のような記載を見つけた
vi /var/log/maillog Aug 26 13:07:16 xxxxxxx postfix/tlsmgr[22071]: warning: request to update table btree:/etc/postfix/smtpd_scache in non-postfix directory /etc/postfix Aug 26 13:07:16 xxxxxxx postfix/tlsmgr[22071]: warning: redirecting the request to postfix-owned data_directory /var/lib/postfix
postfixの設定ファイル main.cfで
smtpd_tls_session_cache_database = btree:/etc/postfix/smtpd_scache
と設定している箇所があるのだが、このあたりが怪しいと思ったので、実際これがちゃんと存在するか確かめてみた
ll /etc/postfix/smtpd_scache ls: /etc/postfix/smtpd_scache にアクセスできません: そのようなファイルやディレクトリはありません
なかった。。。ので、以下サイトに従って設定を変更した
https://kajuhome.com/cgi-bin/patio/patio.cgi?mode=view&no=2013&p=3
vi /etc/postfix/main.cf smtpd_tls_session_cache_database = btree:/var/lib/postfix/smtpd_scache
そして再度メールの送受信テストしたところ、また失敗!
再度ログを確認するとタイムアウトしているような記載を発見。
vi /var/log/maillog Aug 22 08:20:38 xxxxxxx postfix/cleanup[25616]: warning: unix_trigger_event: read timeout for service public/qmgr Aug 26 14:12:43 xxxxxxx postfix/master[22388]: warning: unix_trigger_event: read timeout for service public/pickup
また、しばらく時間を置くと遅れて送受信できていたので、おそらくリソースの問題と思い、リソース状況を確認
top
結果、rspamdがCPUを占有していた(使用率100%)
一度rspamdを再起動する
systemctl restart rspamd
再度topコマンドを実行したら、大幅にリソースが改善できていることを確認できたので、
送受信テストを実施。問題なくできました
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