root宛メールの転送設定がうまくいっていなかったので設定を見直すことにした
現状エイリアスの設定だけ入れてあるが以下の2点が足りていなかった
①宛先「root」にドメイン情報がないので「@example.com」の文字列を付与する
②「root@example.com」宛のメールをローカル配送したのちに、外部の転送先アドレスへ転送する
現状
エイリアスの設定だけしてある
vi /etc/aliases root: katamekoimeoome@example.com
追加で設定した箇所
append_at_myoriginをyesにし、ローカルで投函されたメールで、ドメイン情報のないメールアドレスに文字列 “@$myorigin”を付け加える
また、root宛メールをローカルに配送するためにtransport_mapsを使用するのでマッピングテーブルファイルを指定する
vi /etc/postfix/main.cf mydomain = example.com ←もともと設定済 myorigin = $mydomain ←もともと設定済 append_at_myorigin = yes ←今回追加 transport_maps = hash:/etc/postfix/transport ←今回追加
transportテーブル作成を行う
root宛メールをローカルに配送、その他のメールは外部送信するよう設定
vi /etc/postfix/transport root@example.com local: * :
マッピングテーブルファイルを生成
/usr/sbin/postmap /etc/postfix/transport ll /etc/postfix/transport* -rw-r--r-- 1 root root 12584 8月 27 10:25 /etc/postfix/transport -rw-r--r-- 1 root root 12288 8月 27 10:26 /etc/postfix/transport.db
エイリアス設定はすでに実施済みなので今回は実施しない
もしこれから設定する場合は、「現状」のところを参考にroot宛の転送設定を実施し、「newaliases」コマンドを実行してエイリアス設定を更新する
postfixを再起動する
systemctl restart postfix
送信テスト
echo test | mail root
無事届いた
参考
https://eeljp.net/wiki/root%E5%AE%9B%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E8%BB%A2%E9%80%81%E8%A8%AD%E5%AE%9A(Postfix)(CentOS8)
http://www.postfix-jp.info/trans-2.2/jhtml/postconf.5.html
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