GitLab Self-ManagedをAlmaLinux9にインストールした【GitLab サーバー編】

AlmaLinux9
GitLab

GitLabを使ってみたかったので導入しました
GitLabはWebサービス版のものとインストール版のものがありますが、社内ネットワークで使用したかったので、インストール版のSelf-Managedを導入しました

Gitの説明は本サイトでは省きますが、以前SVNを使用して新しくGitを使われる方はこちらのサイトを読むと違いが比較されててかつ分かりやすいと思います
https://qiita.com/zigenin/items/9a2a36f1ecaef02bd810

環境構成

GitLabサーバー:AlmaLinux9(GitLab Self-Managedを本手順でインストールする)
Gitクライアント:Windows10(GitとTortoiseGitを後ほど別の手順でインストールする)

GitLabインストール

手順は以下をベースに実施しつつ

GitLabをダウンロードしてインストール
Linux、Kubernetes、Docker、Google Cloudなどのさまざまなインストールパッケージとダウンロードで、独自のGitLabインスタンスをダウンロード、インストール、保持します。

ちょこちょここちらを参考にさせていただきながら進めました
※ こちらの手順の通り、postfixインストールは実施しません

VirtualBoxにてGitLabSelf-Managed環境を立てる - APC 技術ブログ
こんにちは。 クラウド事業部CI/CDサービスメニューチームの菅家です。 Oracle VirtualBoxにてCentOS環境にGitLabEEのSelf-Managed無償版をインストールし、 環境を立てたので、やり方について記事に残し...

インストール

GitLabインストール前に先に必要なものをインストールしておきます

# dnf install git curl policycoreutils openssh-server perl

GitLabパッケージをインストールします

# curl https://packages.gitlab.com/install/repositories/gitlab/gitlab-ee/script.rpm.sh | bash

次にGitLabへのアクセスに使用したいURLを指定します

GitLabサーバーとGitクライアントは両方社内ネットワークに置くのでhttp接続で設定します
※ ポート番号は4554としていますが、任意で変更してください

# EXTERNAL_URL="http://192.168.0.xxx:4554" dnf install gitlab-ee

設定するURLは「http://[IPアドレス or ドメイン名]」が推奨みたいですが、すでに別のドキュメントルートで使ってしまっているので、本環境では空いているポート番号を使って設定しました

当初はサブディレクトリ構成「http://[IPアドレス]/gitlab」で設定しようとしましたが、推奨方法ではなさそうなうえに再コンパイルが発生して手順がちょっとめんどくさそうでした
https://gitlab-docs.creationline.com/ee/install/relative_url.html

firewallの関係で別ポートを開けられない場合はこの手順でやるしかなさそうですが、本環境はそこは問題ないのでポート番号を指定して表示させることとしました

GitLabアクセス

設定したURLにPCでアクセスします

ユーザー名はrootで、パスワードは下記で確認できます

# vi /etc/gitlab/initial_root_password

Password: xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

これでログインできるかと思いますが、もしログインできなかった場合はこちらの方の記事が参考になるかもしれません
https://urashita.com/archives/7067

サイトにログインすると、何やらセキュリティの警告が出ているみたいなのでやっておきましょう
「Deactivate」をクリックします

サイトにアクセスできるすべてのユーザーがアカウントを作成できるようになっているため警告が表示されているようです
「Sign-up enabled」のチェックを外します
※ 変更後は下の方にある「Save changes」のクリックを押して保存します

言語設定

GitLabの言語を変更します
左上のほうにあるユーザーアイコンをクリックし、表示された項目から「Preferences」をクリックします

Admin AreaのPreferencesにも言語設定がありますが、こちらはログインしていないユーザーのデフォルト言語設定なので今ログインしているユーザーの言語設定には反映されないので注意です

[Localization]-[Language]をJapaneseに変更します
※ 変更後は下の方にある「Save changes」のクリックを押して保存してください

保存後は即時反映されなかったですが、別の項目を開くと日本語に変更されていることが確認できました

リモートリポジトリの作成

「プロジェクト」の「プロジェクト作成」をクリックします
※ 左ペインにプロジェクトが表示されていない場合は左上のキツネさんをクリックすると表示されます

「空のプロジェクトを作成」をクリックします

以下設定して「プロジェクトを作成」をクリックします

プロジェクト名:「test」としてますが、好きな名前を付けてください
プロジェクトのURL:ユーザーかグループ名を選択してください
プロジェクトのslug:プロジェクト名がデフォルトで設定されますのでその通りにしました
表示レベル:プライベート 社内用なので。アクセス権の設定もできるプライベートにしました
プロジェクトの設定:リポジトリを初期化~。新規作成なのでこれでよいと思います

少し待つとリポジトリが作成されました

まとめ

とりあえずGitLabサーバーを構築し、初期設定を終わらせてリモートリポジトリを作成するところまで完了しました

この後Windows10 PCにGitとTortoiseGitをインストールして、今回構築したGitLabからリポジトリをクローンします
こちらは別のページにまとめましたので必要あれば参照ください

webhookを設定したい場合はこちらもどうぞ

参考

本文中記載以外に参考にさせていただいたサイトです

Setting up Gitlab on Ubuntu 14.04 with Apache2 without owning a domain name
May be useful for someone referencing this post. Looks like this error is because of missing below configuration. Apache...
管理エリアの設定 | GitLab
GitLab product documentation.
GitLab.com上のリポジトリをTortoiseGitでクローンする方法 - Qiita
GitHubと同じ感じでHTTPS接続でクローンしようとしたら出来なかった(何故か認証が通らない?)ので、SSH接続でクローンする方法をまとめた。検証環境Windows10 Pro 64bit…


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