先日までは何も問題なかったChromeだが、ある日を境に突然動作が重くなった
原因調査のために以下の切り分けを実施した
・社内のファイルサーバー
⇒問題なし
・社内webサーバー
⇒SSHやpingでの接続は問題ないが、ブラウザアクセスした時のみ異様に遅い
・yahooやgoogleなどの外部サイト
⇒問題なし
切り分けの結果、社内webサーバーへブラウザアクセスした時のみ遅いので、apacheが原因と疑った
しかし再起動したり設定変更したけど直らなかった。。。
調子悪くなったタイミングに何かなかったか振り返ったら、「ウイルスバスタービジネスセキュリティ」をアップデートしたタイミングと被るので、もしかしたらウイルスバスタービジネスセキュリティが悪さをしてるのでは?と思い調査と対策をしてみた
原因調査
ウイルスバスタービジネスセキュリティが悪いかどうかの判断として以下を実施した
①ウイルスバスタービジネスセキュリティを終了する※
②Chromeを再起動し、接続が遅かった社内サイトにアクセスしてみて接続速度を比較
③ウイルスバスタービジネスセキュリティをONにする
④再度 Chromeを再起動し、社内サイトにアクセスしてみて接続速度が変わるか比較
※ ウイルス対策ソフトを一時的に停止することになるので、再びONにするまでは安全なサイト以外には接続しない
上記手順を実施したところ、ビジネスセキュリティのON/OFFで接続速度に確実な差が見られたのでウイルスバスタービジネスセキュリティが原因と断定した
参考までに、異常発生時のウイルスバスターのバージョンを記載しておく
エージェントのバージョン:20.0.2150
ウイルス検索エンジン:21.570.1004
スマートスキャンエージェントパターンファイル:17.241.00
対策
社内サイトに接続するときだけ遅くなるので、社内サイトをスキャンから除外(承認済みリストに追加)する
ウイルスバスタービジネスセキュリティのポリシーを設定
①ウイルスバスタービジネスセキュリティの管理サイトにログインする
②[デバイス]-[デスクトトップ] の歯車マークをクリックする
③「ポリシーの設定」をクリックする
④[WEB評価]-[承認済み/ブロックするURL]の「WebレピュテーションおよびURLフィルタの除外リスト」に該当のURLを入力し、「追加」をクリックする
今回は社内サイトなので、サーバーのアドレスとアスタリスク指定で除外設定しました
記入例:http://www.example.com/* 、https://*.example.com
⑤画面下の方の「保存」をクリックする
クライアントにポリシーを適用する
①ウイルスバスタービジネスセキュリティを開く
②「アップデート」する
③Chromeを再起動し、該当のURLにアクセスして速度が改善されたことを確認する
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